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Bob Greeneにしてはおもしろくない
(2002-08-08)
Bob Greeneは日本人にも人気のあるコラムニストであり、その内容にもその言葉遣いにも私は魅了され続けてきた。ただしこの作品はあまりお薦めできない。
第二次世界大戦中にアメリカ人兵士を乗せた列車があるNorth Platteという駅で止まると、女性を中心にしたボランティアが、自分たちの食事を我慢してまで、戦争に向かう兵士に食事を与えたことがあった。その事実を、兵士やボランティアの女性へのインタビューをふんだんに取り入れながら描いた本である。
そのような駅があったことは驚きである。またその駅がその後たどる跡を読めば時代の変化の様々な面が見えてくる。このあたりの様子をGreeneは彼の標準的な力で書いている。しかし、それ以上の感動や余韻が伝わってこないのだ。インタビュー内容を料理するGreeneの腕前に酔いしれるという瞬間があまりに少ないのだ。
Greeneのファンであればすべて読むのは苦労はしない。ただし彼の作品をあまり読んだことのない人は途中で読むのをやめるかもしれない。Greeneにしては中途半端な本であると言わざるを得ない。次回作を期待しよう。

