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アイテム詳細

徳川 家広

講談社

グループ:Book

ランキング:293

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2008-09-02

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カスタマーレビュー

★相場に対する歴史認識に気付かせてくれる一冊  (2008-11-23)
相場は『再帰性』によりあらゆる予想は不確定になり、『可謬性』により投資家の認識と判断は不確実になる。その結果、相場での事象は通常の確率・統計的かつ反復的な事象か、稀に発生する歴史的かつ不可逆的な事象に至る。
この本は金融機関や財政当局の考え方や多くの金融商品が前者の根拠である従来の均衡理論に基づいており、後者のような歴史的事態には無力であることを繰り返し主張している。
その意味では、レビュータイトルに記したように、自然科学的な発想では捉えられない相場本来の持つ歴史的な側面を改めて認識させてくれる貴重な一冊である。

それから、超バブルの発生原因として、(1)過度な市場原理主義による信用膨張、(2)ボーダーレス、グローバル化による害悪の散逸、(3)規制撤廃とリスク誤認の金融技術の無制限な発展、が挙げられている。もし、今後この巨大バブルがはじけたならば、その揺り返しとして、(1)信用の急激な収縮、(2)経済のローカライズ化、地域化、(3)規制強化と管理された金融技術、が現れるのであろうか?ソロスの言うように今回は均衡点が予想できないバブルであるならば、新たな経済的国際的な秩序・制度や倫理を創造しようとする人類の意志と創造性が試される試練の時代が、もうすぐ間近に来ていると覚悟しなければならないだろう。

破綻するのは当たり前  (2008-11-13)
金融恐慌が到来するのは、時間の問題だった。
マネーゲームの行き着くところは自ずと決まっている。
金融工学など、人間の欲望に飲み込まれてしまうほど、
机上の数字遊びだったような気がする。
こんなことを考えてしまった。

今一体何が起こっているのか?・・・金融経済の初心者にも納得  (2008-11-09)
金融や経済に明るくない為、今起こっていることがどんなことなのか?それを知るべく本書を手に取りました。
既存の金融市場での考え方などに無知な私ですが、その根本的な考え方、その過ちはどこにあるのか、それらがソロスの提唱している『再帰性』の理論と対比して記されています。再帰性の理論の前提となる『人間は謝るものである』『完全な理解はありえない』とする不可避性についてとても納得・共感すると共に、現在の経済が『市場参加者が市場を完全に理解している』という前提の理論に動かされていることに驚きを感じたくらいです。(私が無知なだけかもしれませんが)
本書の良いのはその根底にある思想→出来事と順序だって記してあり、歴史的流れを遡って今回のバブルを紐解いている点で、サブプライムローンに端を発するこの金融危機の理解を深めることが出来たように思います。金融初心者にも根本から説明しているためわかりやすいように思います。訳本のためややわかりにく言い回しや哲学的理論を用いた部分は小難しく感じるがまさに『今』読む本として広くお勧めしたい一冊です。

手に取った目的『今一体何がおこっているのか?』に想定以上に答えるものとして☆5つです。

ソロスの精緻な警告  (2008-11-09)
勝間和代さんが『お金は銀行に預けるな』でリスクの説明もないまま 投資信託を
買えと煽っていた時に、ソロスは米国で出版された原著のなかで超バブルの本質
と崩壊を見抜いていました。 

CDSの市場残高は42.6兆ドルと推計され、これは米国債の市場規模4.5兆ドルや
上場株式の時価総額18.5兆ドルも軽く凌駕し、米国の家計の全資産とほぼ等しい
金額であることを考えると、今回のサブプライム問題をきっかけにして、CDS市場
から大混乱が起こるのは必然だったでしょう。

ソロスは超バブルの原因を市場原理主義と金融規制の撤廃、金融技術の進歩にある
とし、政策当局の誤りは規制強化で対応するべきと考えています。

昨年のダウや日経平均の高値を更新してくるには、何年もかかるように感じられました。

米国経済終末論  (2008-11-09)
昨今の米国経済は住宅バブル崩壊によるサブプライム問題にのみフォーカスされているが、
ソロスは残高が膨らんだ複雑な金融商品群が弾け、基軸通貨ドルの崩壊もともなう
「超バブル」の崩壊が始まることを予見している。

リーマンブラザーズやワシントンミューチュアルの破綻は大崩壊への序章にすぎないのだろうか?
信用創造により生み出された金融のバブルは私たちの生活に深刻な影響を与えるのだろうか?
私たちは超バブルの崩壊にどのようにして備えればいいのか?
何とも恐い話で心配になってしまうが、今できる対処の仕方を明確に与えてくれてはいない。

翻訳が良くないのか、私の頭が悪いのか、ソロスの思考の中核の「再帰性」について十分に
理解できなかったのが心残りだった。
ソロスの考えをもっと深く理解したいと思った。

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