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堤 未果

岩波書店

グループ:Book

ランキング:589

価格:¥ 735

発売日:2008-01

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カスタマーレビュー

アメリカ  (2008-11-29)
いいイメージしかないなぁ〜
コンピューター屋さんに
コーヒー屋に
このサイトに・・・
オークションに・・・
世界中に素敵なサービスの魅力を与えてくれてる国・・・

この本を読んで
一変に印象変わります。

過酷すぎる国・・・
アメリカという国の印象が180度変わりました。

どの章も衝撃だが
最終章
民営化された戦争にびびる。

僕にできること・・・
彼らの過酷な人生に比べた
自分の幸せに感謝し

正しく精一杯生きること。

政治って難しいなぁ〜。
絶対まちがってるって政策なんで止めることできないんだろう。
でも、本当に難しいのかなぁ〜。

どっかにスーパーヒーローなカリスマはいないのかなぁ〜。

目を開かねば見えない  (2008-11-28)
堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカ」(岩波新書)を読んだ。9月以降の世界金融危機の中で,益々顕在化してきた格差の問題。アメリカでは,中流階級の人々でも一度(ひとたび)職を失ったり,健康を害したりすると,「貧困層」に転落するケースがあると言う。まず米国の医療費の高さに驚く。庶民の普通の暮らしの中では,十分な治療を受けることができない。保険会社に医療費を請求しても,難癖をつけて支払いを渋るケースがあるという。

あらゆる分野において市場主義を広げ,小さな政府を目指してきた結果,借金苦(貧困)に喘ぎ,人生に夢や希望を見出せなくなっている人々が急増している。米国の実態は,日本で今起きていることと本質的に変わらない。危険な社会であると改めて思う。「いのち」「暮らし」「教育」については,やはり「公」が責任を持たなくて安定した社会は構築できない。

また,米国でも大学の学費が高く,多額の学資ローンの返済に苦慮し,若くして自己破産に陥るケースも多発している。そして,貧困に苦しむ若者がリクルーターの巧みな勧誘により,軍への入隊(多くはイラク戦争の最前線に赴く)を選ぶケースが多いという。軍の後方支援のための派遣会社は,まさに「貧困ビジネス」である。貧困と戦争が密接に結びついていることに,我々は目を開かねばならない。

丹念によく調べ上げられています  (2008-11-26)
アメリカの状況がよく分かりました。今まで新聞やテレビではあまり報じられることのなかった状況−たとえば、いったいどういう人たちが軍に志願し戦地にいくのか、そういった点についても丹念な取材をベースに明らかにしてくれます。

海の向こうから  (2008-11-09)
難しい表現もなく読みやすく、好奇心をそそるので、スラスラ読めた。忙しい日々に終われ、民営化というものにピンと来ない程、制度にうとかったが、やっと意味が分かった。貧困と戦争を結び付けた議論が知識層でされていても意味が分からなかったが、やっと意味が分かった。教育、仕事、戦争、医療、メディアについても考えさせられた。一つ一つの章がショッキングでもあり驚きながら読み、いろいろ深く考えさせられる。よく、「アメリカの後を追う日本」といわれているので、これから日本はどうなっていくのかが気になった時、この本を読めば参考になるだろうかと思ったのが、手に取るきっかけとなった。参考にはなったが、それは恐ろしいものだった。そうならないために、海の向こうから警笛をならしている。知っておいた方がいい現実をつきつけられる。

もう一つの世界は可能だ  (2008-11-06)
1957年初演のミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」には米国の両面性を底辺層から見た「アメリカ」という曲がありますが、その半世紀後の報告だと言えると思います。
私は9.11を聞いて「攻撃された」ではなく「復讐された」と感じましたが、この本では、お金の使い方を誤り、自国民だけではなく、世界中で人々の人生をズタズタにしているのはなぜなか、ということを現象面から解き明かしています。
米国の後を追った日本は、大企業が次々と多国籍企業となったために国内での社会資本の充実を嫌い、更に新自由主義を進めた結果が現状だと考えれば、その逆を行わなければならないのは明らかです。
また、次郎物語(下村湖人著)第5部には戦争に向かう時代に対して「落ちて行くなら、せめて目を開いていたい」というような記述がありますが、メディアやインターネットが発達しても真実はなかなか見えて来ない現在と重ね合わせると、著者が「デモクラシー・ナウ!」に肩入れする理由がよく解ります。先日来日したスーザン・ジョージも、私の質問に対してメディアの責任を指摘していました。
まず米国をアメリカと呼ぶのは止めましょう。そうすれば「米国以外のアメリカ」=「中南米とカナダ」も見えてきますし、米国本土とハワイの先住民にも目を向けられるでしょうし、途上国のことも世界史も考えられるようになります。
経済ではなく、人権と環境を主体に考えて行かなければ、人類は生き残れません。
より良い人生を送ることができる別の世界は可能だ、と、著者を含む若い世代に期待しておきます。

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